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映画「黒部の太陽」
黒部の太陽というのは木本正次氏が書いた小説のタイトルです。またこの小説を原作にして石原裕次郎さん、三船敏郎さんが出演して作られた映画のタイトルです。
内容は黒部ダム建設時における一番の難工事だった大町トンネル内での大破砕帯の大出水を描いた男たちの苦しみと悲しみを表した作品です。
当時所属会社以外の作品には出演してはいけないという「五社協定」があった中、三船プロダクションと石原プロモーションが作り上げた共同作品の先駆けとなった作品です。
この映画が製作されるまでにはかなりの期間がかかったようで、石原裕次郎さんの自分で映画を作りたいという信念が実ってやっと製作にまでいたったようでした。その影にいたのは劇団民藝の主宰者で俳優界の大御所である宇野重吉氏だったと言います。
当時何かと資金が無かった石原プロが民藝を訪ねて宇野重吉氏に協力を依頼したのがきっかけとなり、資金面、機材面、人材面と全てにおける協力が得られたようです。
そこから五社協定や日活問題など次々と課題をクリアしていき、1966年に三船プロダクションと石原プロモーションによる映画「黒部の太陽」の製作発表までこぎ着けたということです。
撮影期間は1年以上にも及び、実際にも事故が起きた大町トンネルでの大破砕帯の大出水事故シーンで事故が起こるなどなんとも大変な撮影風景だったようです。
おかげで映画は大ヒットを記録し、ドラマ化やビデオ化もされていないのに今日まで語り継がれてきたほどの名作となったのが「黒部の太陽」です。
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